新聞に折り込まれた流通広告をさり気なく目の着く所に置いてみたり、ぶらさげる靴下は新品で、なおかつ大きめの方が良いのだと教えてみたり。煙突のない家にはどうやって入るの?という質問にだって、その頃にはきちんとした答えを用意出来ているのかもしれない。
ふとそんな事を考えてしまうのは、これからは僕がサンタクロースを演じる事になるからなのだろう。
だけれど。サンタクロースはズブロッカのお湯割なんて好みはしないし、口癖のようにTMGEのBoogieを唄ったりもしない。僕はきっと子ども向けではないプレゼンターになるのだと思う。それでもサンタクロースに逢いたいと君が願う限り、僕は演じていたいと思っているよ。


言い慣れない挨拶だけれど、僕らから君へ。
初めての「メリークリスマス」を。