すぐに慣れるものだと分かっていても。その歩き易さに違和感を拭いきれないな、と進む雪解けの並木道。 気温六度。彩りを忘れたままの春。昨日は名残り雪が降った。 春なんて嫌いだ、夏なんてもっと嫌いだ、バカヤロウ。 なんて憂鬱を重ねていた自分と共に散…
どうせ外れるのでしょう、と思っていた予報が当たり、近所から除雪の音が聴こえてくる。 ザクッ ザクッと朝雪を擦る音。その合間に春休みを控えた子供たちのはしゃぐ声だとか。季節にはそれぞれに似合った喧噪があって、その季節にしか鳴らせない音がある。…
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