五月最後の一日はその月を象徴するかのように蒸し暑く、僕は何かの罰ゲームみたいに乾いた咽を鳴らす。一秒一秒、終りに向かい新月が始まろうとしている。僕が知っているものは終わりの後に何も残らないものばかりなのに。 そういえば、色彩を恋しがっていた…
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