もう今月は会うのを止めよう。そんな台詞を同性に吐いて笑った。
六月に入ってからというものの、平日休日に関わらず僕らは幾度となく集まり、イングランドが負ければ絶叫し、ヒョードルが勝てば皆で殴り合った。ハミルトンがフリースローを決めた時、あのバッドボーイズ時代の栄光さえ夢見る。出張の多い彼女が観たいと言ってた映画、地球の結末を観て来た事がばれ怒られもした。期待外れの映画で僕の株が下がった事に憤りを覚える。
だから、もう今月は会うのを止めよう。ほんの数日間を長く感じよう。叫びたくなったら尾崎豊を聴け。そんな自主的な自宅謹慎を。出来るわけがないよな、とアルコールで誤魔化した。ほんの数時間前の戯言だ。