2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

それぞれの都合を優先させて、初めて君の命日を一人で過ごした。 昔のように生きられなくなってしまったことを「必然」で片付けたくはないけれど、たぶんそういうことなのだと思う。被害妄想だらけの年齢が過ぎてしまえば、いつまでも好戦的な態度で悲しんで…

僕にとってのターニングポイントは、いつだって季節の変わり目でありたい。例えば春雷が鳴り響いても、事を諦めるには丁度良い雨だと思いたい。何かを始めたり終わらせたり、継続のその決意でさえも、季節に合わせてゆけばきっと上手く運ぶような気がする。…

降り止まない雨の例えの後で、だけれど私は、と君は笑った。私は陽の温もりだけで足りるほど謙虚な人間じゃないよ。 そんな古い記憶を巡らせたのは、君から届いた「らしく」はない便りに動揺したせいなのかもしれない。格式張った招待状の隣で歪にひと折りさ…