フィルターを焦がした熱は、その指へと伝わる前に絶えていた。 知らぬ間に終わっていたのはそんな事くらい。夏に綴った挿話は次の季節へ跨ぐ事はなく、それぞれが句読点を付けて締めくくられる。 いつか読み返す為に、それが僕らにとって必要な事だった。 そ…
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